就労移行支援とは、障害者の社会参加や就労を手助けするために制定されている国の支援制度、障害者総合支援法という法律に基づいたサービスの1つです。就労移行支援は、障害を持つ方が就職活動をする上で抱える悩みを聞いたりアドバイスをするガイドのような役割となっています。

就労移行支援は就職活動の相談やアドバイスがもらえる

まずは、どのような形で就職がしたいかを相談します。いつまでに就職したいか、どのような職種をしてみたいか、どの程度働きたいかなど、自分の希望を話しましょう。

そこから、興味のある職場を見学したり、身に付けたいスキルを学んだり、就職してからのために準備をしていきます。就労移行支援では、実際に働く前に職場体験することもサポートしてもらえます。

今までは体を動かす仕事しかしてこなかったから、デスクワークがつとまるか体験してみたい、どのような職場でなら落ち着いて働けるか知りたい、という想いがある場合は体験することで安心できるメリットがあります。

面接や履歴書の相談もできる

このように、プロに相談して就職ために必要な準備を進め、実際に働いたらどのような感じか体験をしたら、本格的に就職活動を始めます。合同面接会に参加したり、ハローワークの求人へ応募を出したりということをサポートしてもらえます。

履歴書や職務経歴書の作成方法もわからない場合はサポートしてもらえます。就職活動が始まってからは、スケジュール管理や書類作成などとても忙しくなるので、周りからのサポートをしっかりと受けながら進めていくのが大切です。

就労移行支援は就職後もサポート

就労移行支援は、就職するまでサポートしてもらえるだけではなく、就職後の働き方もサポートしてもらえます。定期的な面談で現状や悩みを聞いてもらえるので、就労で不安がある方でも安心です。

こちらの支援の目標として、職場の中で起こるいろいろな問題を自分自身で発信し、同僚や上司とうまく相談し合い支援を受けて解決できること、就労移行支援のサポートなしで自立できることが挙げられます。

就職したからといって仕事一辺倒になることなく、マイペースで頑張ることや相談しながら自分らしく頑張ることが大切です。

「就労移行支援とは何か」のまとめ

こちらの記事では、就労移行支援とは何か、どのような流れで就職活動をするのかということをまとめました。

障害があり、会社で働くことに不安がある方や、どのように就職活動を進めていけばいいかわからない方、自立した生活が送っていきたい方の助けになってくれる支援制度なので、多くの方が活用して生き生きと働けるといいなと思います。